JAM山陽|地方JAM(ものづくり産業労働組合)

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JAMとは

JAMとは

 

全国を17地方に分けてきめ細かい活動をサポート

JAM山陽はものづくり産業労働組合JAMに加盟する「兵庫県・岡山県・広島県」に集まる単位労働組合(単組)を束ねる地方組織です。主に機械金属産業で働く仲間で構成され、128単組・23,958人が加盟しています。

 

各地方JAMは、大会、地方委員会、執行委員会などの機関により運営され、単組役員を対象にした研修やより規模を広げた集会の主催、健全な労使関係を培う労使会議、青年・女性活動、地方連合会への参画など、まさに地域に未着した活動を担う組織となっています。

 

JAM山陽・兵庫
JAM山陽・岡山
JAM山陽・広島

 

JAMの名称

 

Japanese Association of Metal(金属),Machinery(機械),and Manufacturing(モノづくり)workers の頭文字によるものです。 

 

 JAMの理念

 

 

 

JAMの主役は単組・組合員

JAMには機械、電機、自動車、車両、精密機器、アルミサッシ、鋳鍛造、鉄鋼、住宅関連機器など、ものづくり産業を中心とする約2,075の単位労働組合 が加盟しています。JAM加盟単組の特徴は、日本のものづくりを支えているサプライヤー(部品供給者)が数多く含まれ、100人以下の組合が組織数の約6 割、4分の1が30人以下の組合で占められていることです。

 1万人を超える単組も30人の単組もそれぞれが主役となり、地方JAM、業種別部会、大手労組会議の3本柱の活動体制に参画し、大会をはじめとする各機関を民主的に運営しています。JAMは、少数意見も大切にする、「みんなが主役の産業別労働組合」です。

 

 

 

中小労働者を代表して

 連合(日本労働組合総連合会)を構成する産業別労働組合の中で、JAMは5番目の勢力を占めています。ともすれば超大手企業労組と官公労組の運動といわれている連合の運動中でJAMは、機械・金属産業の代表として、そして中小企業に働く仲間の視点に立った主張・行動を展開しています。

 わが国勤労者の大多数を占める中小企業に働く者の視点に立った運動の確立は、きわめて重要なことです。連合の中小労働運動センターの活動はもとより、雇用・労働、福祉・社会保障、男女共同参画社会などをテーマに展開されている連合の政策・制度要求の活動に、JAMは積極的に参画。まさに、モノづくり産業における中小労組の結集軸としての役割を果たしています。

また、金属労協(JCM)通称JCメタルの活動にも、JAMは積極的に参加。世界各国のインダストリオール・グローバルユニオン加盟組織との交流や共同行動を通じて、金属産業に働く仲間との国際連帯をはかっています。

 

  

厚生労働省が公表した労働組合基礎組織調査によると、労働組合組織率は16.5%と過去最低の推移となっています。尚、日本の労働組合のナショナルセンターである連合の組織人員は700万人で就業者数の約11%に過ぎない組織率である。組織率の低下は、集団的労使関係に守られない労働者が増加していることを示しており、改めて危機感を持たなければならない。

 機械金属産業で働く仲間を組織し、中小労働運動を推進するJAMは全国で35万人を組織している。しかし、製造業で働く就業者数は2022年調査で1,044万人にのぼる、JAMにとって仲間を増やす組織拡大は最大の課題と言える。

 

 

備考:2011年は,東日本大震災の影響により、補完推計値を用いた。分類不能の産業は非製造業に含む。資料:総務省「労働力調査」

 

製造業における新規学卒入職者数の推移を学歴別にみると、大学・大学院卒については7万2千人、高卒については7万4千人と前年に比べ大学・大学院卒は10.1%増加、高卒は10.6%増加している。

 

厚生労働省「雇用動向調査」

 

製造業の労働者数は?

一方、 製造業の就業者数について、2020 年が 1,051 万人、 2021 年が 1,045 万人と2年連続で減少している。 全産業に占める製造業の就業者の割合は、低下傾向で 推移しており、新型コロナウイルス感染拡大の影響を 受けた直近の2年間においても、その傾向に変化はみられない。

 

JAM組織体制